空を飛ぶ夢くらい見ろ

エンタメ備忘録

世界樹の迷宮5(プレイ時間60時間経過)

世界樹らしくなってきた。4層と、その先の話です。3層もだいぶ“らしい”ものではあったけど、それは多分“アトラスらしさ”ともいえるものだ。えらそうに言えるほど隅々までアトラス製品をプレイしているわけではないけれど、世間の評判からしても――ファンが「あえてマゾゲーを選んでやりこみたがる自分たち」そして「そういったゲームを作り続ける制作会社」を面白がっているであろうことを踏まえても――それほどずれた感覚ではないと思っている。

では、なにをもって“世界樹っぽい”と感じているのかといえば、“地図を描くこと”だ。それも分岐やギミックがたくさんあってややこしいやつ。どう描けばわかりやすいかなと考え、整理しながら少しずつ歩を進める体験はおそらく「世界樹の迷宮」というタイトルでしか味わえないものだろう。面倒くさいと思う人もいるだろうが、しかし、わたしにとってはこれが滅法楽しいものなのだ。教科書の文章をノートにまとめる宿題とかが大好きだったのは関係あるんだろうか。

基本の設定では、自分の歩いた床だけは自動で塗られるオートマッピング機能が有効になっている。方向音痴の自分はたいへん助かっている(いつだかマッピング無効のエリアが出現したときには泣くしかなかった。必死で歩いたつもりだったが、やっぱり気がついたら変なところに出ていた)。このオートマッピング機能だが、今作では、床に加えて壁も自動で描いてくれるモードを選べるようになった。物珍しくて一度は設定してみたのだが、すぐに「なんだか世界樹を遊んでる気分じゃないなあ」と思って標準モードに戻してしまった。なんだか、ただ前に進んでいくだけでは味気ないのだ。中身は同じゲームのはずなんだけど。

つまりわたしにとって世界樹の迷宮とは、キャラメイクを楽しんだと思ったら、せっかくつくったパーティはチュートリアル戦闘であっさり崩壊し(そのままゲームオーバーする)、ほんの雑魚だと思って油断していると全滅し、一歩進む方角を間違えただけで窮地に陥る迷宮の、地図を描くゲームなのだった。5、非常に遊びやすくなっていると思います。

しかし不思議と飽きないなあ。全ナンバリングに加えて、新1・2もやっています(「新」シリーズはあまり評判がよくないみたいで少し寂しい)。途中まで進めて放り出してるペルソナ3と4を遊び終わったら、PQも買わなきゃな。ううむ、積みゲーが増えるばかりだ。

 

ところで今朝、やっと踏み込めた封印扉のあちら側でまたhageた。なんだあのカマキリ味方を庇うのか。盾まで構えちゃってかっこいいな(負け惜しみ)。レベル50を超えた歴戦の冒険者たちがただ1匹のカマキリに襲われて死ぬ――それもまた世界樹の迷宮“っぽさ”であろう。楽しい。楽しいぞおお(負け惜しみ)。

ではまた迷宮に潜ります。