空を飛ぶ夢くらい見ろ

エンタメ備忘録

漫画いっぱい読んだ

ドロップフレーム(4)

完結。真犯人、薄々思ってたけどやっぱそうかーみたいなこう——ヒロインに関してはなかなか予想外の展開を辿ったので、うっわぁああああ! と思いました。いいの? いいのかこれで? つ、つらい……。
ところで中表紙に「クリスロード」なる商店街が描かれていて(この看板、前から出てたっけ?)、同作者のシュタゲコミカライズのことを思い出した。作家買いというよりは「SFまんがをたくさん読みたいぞ」買いなんだけど、「好きです!」と書いてあるようでくすぐったい。

と、記事にした後で「クリスロード」なる商店街が仙台に実在することを知る。もしや最初からそのつもりで描いてあるんですかね。仙台七夕が鍵になったりするし、変形タイムリープだし。

ラパス・テーマパーク(1)

その成家慎一郎の新作。怖がりでよく泣き、いやなことや責任を追うことから逃げ回る兄ちゃん(25歳)が、トラウマを背負ってのたうち回る、話。SF不条理ゲーム系。ゲームのルールより、ゲーム外での展開が重いのが印象に残る。いやでもこれ好きだな。
よく主人公が半裸で押し倒されるのになにか意味はあるのか。ラッキースケベ多すぎじゃないかとも思ったけど、酷い目に遭いまくってるだけにバランスはとれてる。多分。

クジラの子らは砂上に歌う(8)

「泥クジラが好きで、この場所にだけは否定されたくないと思って、ゆえに泥クジラから逃げようとしていた」って独白には込み上げるものがあるなあ。しっかし、話についていけてないのを感じる。いつ惚れたんだ。

ホカヒビト(1)

ホカヒビト(1) (モーニング KC)

ホカヒビト(1) (モーニング KC)

ここで次巻に続くの、すごくキツイ。「異能を持つこどもと、親代りになるおとなの旅」ていう話の骨格は好きなだけに。

刀剣乱舞-ONLINE- アンソロジーコミック 〜誉!〜

なんだこのメンツ……と思ってぐぬぬしながら買ったのだけど、目当てにしてた作家さんたちのほとんどは、1枚ずつカラーイラストが収録されてただけでした。いや、きっちり裏表紙に書いてあったのでこれはこっちの確認ミス。まあよい。それよか、魔夜峰央ってデジタル導入してたのか。
まんがのほうは、不動と刀装兵のおはなし「つくもがみ」、曰く“ほとんど話したことのない名刀”ふた振り(にっかり青江+大倶利伽羅)に挟まれて緊張しまくる山姥切国広がやたらかわいい「写しの刀とその矜持」、審神者がプールを設置したという設定のもとみんなでわいわい言ってる「ほんまるでおよごう!」が好きかなあ。推し刀(大倶利伽羅)の描写がよかったからというだけではない。ないぞ。けして。本当だ。
特に、「ほんまるで-」の、プール設置のためにいろいろと時空間の制御機構をいじらなければならない(ために小判がかさむ)みたいな台詞が気に入っている。獅子王もかわいいしな。

月に吠えらんねえ(6)

月に吠えらんねえ(6) (アフタヌーンKC)

月に吠えらんねえ(6) (アフタヌーンKC)

まだ6巻なんだよなー。濃いわあ。もう8巻くらいは続いてる気分。いじめられまくる朔くんを見てるのはなかなかキツイ。さっくんを追い詰めなきゃならなくなるのが、今まで(朔くん本人は時折迷惑そうだったものの)全面的に味方であったミヨシくんだというのがまた。しかし、ここで小説街が噛んでくるとはなあ。しかも龍さんて。1巻の心中話は伏線になるのだろうか?
とりあえずひとこと申し上げたい。ミヨシくんの! へんたい!!(このまんがの主要人物はだいたい変態ではないか説)

HUMANITAS

HUMANITAS ヒューマニタス (ビッグコミックス)

HUMANITAS ヒューマニタス (ビッグコミックス)

3作品収録。なんとも硬派。言葉をなくすなあ……。眼光が鋭くて、まっすぐで、好きな絵だ。双子の交流方法すごいな。なにがわかるんだろう。双子マジックかな。

花やなぎ

花やなぎ (花とゆめCOMICS)

花やなぎ (花とゆめCOMICS)

いろいろ濃い漫画ばっかりだったのでほっとした。ああ、少女漫画だー。っていうか白泉社の少女漫画だ。や、事実、そうだけど、こう、あの、えっと、わかってくれると嬉しい。ちょっと物足りない&まんががぎこちない気もするけど、かわいらしい絵柄で表情がくるくる変わるので見ていて楽しかった。

青の双翼(1)

お兄ちゃんの従者はなんでそこ従っちゃうのか(従者だからです)、なぜお父様(おひげのおじさま)はそんなにかわいらしいのか、妹とヒゲの人の間に何かは芽生えるのか(空から降ってきた女の子と恋に落ちない男なんているのか)——何よりお兄ちゃんはそれでいいのか、すべてが謎である。いやいいんだったらそれでもいいんだけど(BLは進んで読まないけど面白いなら気にしない)。それでいいなら全部丸く収まりそうだし(えっ)。たいへん楽しかったです。ぶつかった拍子にちゅうしちゃうやつ久しぶり。
特に兄(女装・剣士バージョン)、胸は詰め物しても胴がちゃんと男性の骨格でたいへんよろしかったです。

余談

まんががいっぱい詰まった紙袋を馴染みの猫カフェに持ち込んで読んでたんだけど、あるお客さんの足の間でくつろいでるねこがじわじわ増えて、最大5匹くらいに寄り添われてた(ヒトも含めて全員寝てる)。なんか見るたびに増えてって、最後は脱いだ上着の上にまで乗られててめっちゃ笑った。あとから気がついたけど、あの人、いつも無表情のままねこを延々遊ばせてる人だ……。めちゃくちゃじゃらしが上手なんだよなー。完全に慕われているようだ。とてもうらやましい。